5月22日は、全校児童による「田植え体験」を行うことになっており、その準備を行いました。学校から約300m上流に地域の方から無償で貸していただいている「佐分利小田んぼ」があります。もう10年以上続いている伝統行事で、本日から教育実習を開始した佐分利小学校の卒業生も体験した記憶があるそうです。今では使わなくなった「田植え枠」を使って「枠押し」という作業を行います。
本年度佐分利小学校に赴任してきた職員も地域の方からレクチャーを受けていよいよ「枠押し」の体験です。この「枠押し」は、田んぼに正方形の跡を残すことで、その交点に稲を植える位置を定めるための作業です。やってみるとなかなか難しい。深く押しすぎると間隔が狭まり、浅いと広がる、また両側から同じように力を加えないと曲がっていってしまうなど正確にスタンプすることは至難の業です。
多少曲がってしまいましたが、明日子どもたちは、上手く苗を植えてくれるでしょう。今回枠押しは、職員作業で行いましたが、協力していただく地域の方々が、それまでの田おこしや田ならし、水張りなどの準備をしていただいたおかげで田植え体験ができます。また、その後の田んぼの管理も地域の方がボランティアで行ってくださいます。植える苗は農協から無償で提供していただいていると聞いています。関わっていただいているすべての方々に感謝して明日の田植えの日を迎えたいと思います。