今日は久しぶりにどんよりとした空模様で、やがて雨になる確率が高い朝となりました。天候を見ながら4年生は、本日急遽1限目にジャガイモ掘りをすることにしました。昨年度は、収穫間際にサルに引かれて、ジャガイモはほとんど収穫できませんでしたが、今年は違います。
立派な防護柵のお陰で、サルなどの害獣被害を心配することもなく、ジャガイモは立派に成長しています。花も終わり、やや茎が黄色くなってきた今が収穫時期です。マルチをはずし、茎を引くと立派なジャガイモがコロコロと現れました。夢中になって収穫していくと、大小合わせてバケツ3杯分のジャガイモが獲れました。
数えると200個以上あったようです。ジャガイモを大きさ別に選別してしばらく乾燥させます。収穫したジャガイモの一部は、本日持ち帰り、さっそくいただくそうです。自分たちで育てたジャガイモの味はどうでしょうか?
ところで、収穫している途中で、児童たちは一部の茎に未熟なミニトマトみたいな物体を見つけました。早速調べてみると、これはジャガイモの果実であることが分かりました。栽培されるジャガイモは、品種改良の結果、花が咲いても果実はつけにくいものが多いため、大変珍しいようです。ジャガイモは実のようですが、日光を当てると緑色(葉緑体ができる)になることからもわかるように、地下茎の一部です。
本当の果実を見つけて児童たちはビックリしていました。ジャガイモもナス科の植物ですから、果実も同じナス科のトマトに似ています。また半分に切ってみると、種子のでき方がナスそっくりです。あらためてジャガイモは、トマトやナスに近い植物であることがわかりました。