本日5限目には、3年生の算数の公開授業がありました。3年生は分数はすでに習っていますが、小数はこの単元で初めて出てきます。そこで、1/10を0.1と小数で表すことができることを色水を使った実験を通して体感的に理解できるよう工夫した授業を提案しました。
最初から抽象的な数の概念を身に付けることは難しいため、具体的に1Lの色水は、0.1Lの色水10杯分に相当することを実験により確かめます。次にかさの分からない色水を0.1Lの単位まで測ります。教員側が思った以上に0.1という数を見事に使っていました。
最後に自分たちが測定した結果を0.1L単位で表し発表しました。児童たちは最後まで集中してここまでは全員が理解できたものと思われます。この授業以降、内容が具体から抽象に進むにつれ、理解できない児童も出てきます。本日参観いただいた郡の算数部会の教員の皆さんの知恵を貸していただき、児童の理解がさらに深まるよう授業研究を進めていく予定です。