4年生では総合的な学習の時間に、里地里山学習を行っています。おおい町は近くに山も川もあることから、環境学習をするにはとても適した環境にあります。4年生は佐分利川を中心に人々のくらしや自然の様子を調べてきました。今回は、佐分利川上流の川上地区と、下流の本郷地区へと調査活動に出かけるつもりでしたが、あいにくの天候で室内での体験学習を行いました。
名田庄から萩原さんを講師にお迎えして、山と川との関係を学習しました。
「グランドの砂」と「山の土」を用意しました。それぞれに熱を加えてどうなるかの実験をしました。山の土には空気や水、虫、葉っぱなどたくさんのものが入っていることが分かりました。
山の保水機能についての実験です。スポンジを木や草、苔にみたてています。一方は全く木が生えていない状態で、もう一方は木や苔が生えている山になります。何も生えていない方は、雨が降っても一気に海へ流れ出てしまいますが、木々が生えている方は、水を土壌に蓄え、少しずつ流れ出ていきます。
今回の学習で、川や海を守るためには、山も守らなければいけないことが分かりました。
次回からは、豊かな恵みを里にもたらしてくれる佐分利川を守るために、わたしたちに何ができるのかを考えることで学習のまとめに入る予定です。