2013年7月3日水曜日

授業紹介(5年生)総合的な学習の時間

今回は、5年生の総合的な学習の時間で取り組んでいることを紹介します。5年生では、総合的な学習の時間を利用して、バケツで稲を育てたり、米作りについて調べたりする学習を進めています。バケツ稲も写真のように随分大きく育ってきました。その中で疑問に思ったことや知りたいことをまとめた冊子を作りました。
冊子には、子どもたちが考えた疑問や質問が書かれています。その疑問や質問について小車田地区の山本さんをゲストティーチャーに招いて、米作りのインタビューを行いました。質問は20項目にも及びました。山本さんは、学校田のお世話をいただいたり、お茶づくりを指導していただいたり、学校農園の害獣防護ネットを設置していただいたりと、子どもたちの自然体験学習などを様々な形でサポートいただいてる方です。
山本さんは、子どもたちから出された疑問や質問をひとつ一つ丁寧に答えていただきました。子どもたちは熱心にお答えいただいた内容を冊子に書き込んでいました。特に印象に残ったことは、「米が元気に育つようにと何かされていますか。」との質問に対する回答です。田植えが終わったら稲さんを家の中の神棚などに祀り、大きく育つようにお祈りしたり、お米が採れたらお米さんを奉納して先祖に感謝したりするなど毎日お祈りを捧げているということです。
子どもたちは、家で米作りを行っている家族が行っている神事が何を意味しているのかが分かったようです。山本さんの「お稲さん」「お米さん」などの言葉遣いなどからも米作りかける情熱や愛情や伝わってきました。山本さんは、子どもたちが米作りに興味を持ってくれることが一嬉しいと言われます。おいしい佐分利の米作りを次の次の代まで繋げて欲しいという願いが込められていました。