本日の放課後、福井県教育研究所の2名の先生をお迎えして、理科の実験研修会を行いました。教員が生徒となって実験のコツなどを実際に行うことで学びます。今回は、4年生が勉強する「水の三態変化(固体・液体・気体)」の単元で、特に失敗の多い実験と、子どもたちが喜ぶ熱気球のつくり方を教えていただきました。
水を加熱すると水蒸気となり体積が非常に大きくなります。水蒸気をビニール袋に集めてそのことを確かめる実験ですが、随所にコツがあり、なかなか思った通りの結果が出ないようです。失敗の原因などを丁寧に解説していただき、失敗を回避する工夫などを伝授してくださいました。
次にゴミ袋を利用した熱気球を全員で作りました。ゴミ袋にピアノ線で枠をつくり、中心にアルミ皿を取り付けアルコールを染みこませた綿に点火すると、ゴミ袋の中の空気が暖められ、軽くなってゴミ袋がまるで気球のように浮かびます。浮き上がると思わず歓声と拍手がおこりました。大人が楽しい実験は、当然子どもも楽しく思うでしょう。子どもが喜ぶ顔を思い浮かべながら、より良い授業をつくれるように本校教員もがんばって研修を受けることができました。