今回紹介する場所は、校舎と食堂との間にある空間です。北側の日の当たらない、じめじめした場所は、本来すてきな場所にはなりにくいところなのですが、ここにシイタケとナメコの菌を植え付けたホダ木があることによってすてきな場所に変えています。
夏の間など全く世話をしていなかったため、しかもかなり古いホダ木ということもあり、キノコの発生は無理だとあきらめていたのですが、気温が下がった11月頃から小さいキノコが見え始め、現在ではかなり大きく成長してきました。ナメコは気温が15℃以下になるとキノコを発生させるそうで、毎日成長を楽しんでいます。
シイタケも数は少ないけれど、出始めました。菌糸がよくまあこの暑く長い夏を乗り切ったものだと感心します。ナメコやシイタケが所属している菌類(菌界)は、今から4億1千万年前に誕生したと言われる、動物でも植物でもない生命体であり、それだけの時間を生き抜いた生命力に脱帽です。さらに成長して、おいしくいただける日を楽しみにしています。