今日は、第1回の学校保健委員会が開かれました。保健体育委員会が中心となって、企画・運営をしました。
最初に、保健体育委員会のメンバーが、見え方チェックをしてくれました。見えたものによって、色や名前を言ったり、手をたたいたりして、目と口と手を動かしました。素早い反応が要求され、子どもたちは大喜び。でも、このチェックテストはゲームやテレビをしたり見たりするときと同じ動きだそうで、実はこのとき脳は働いていないということでした。
また、本校のメディアに関する生活アンケートの結果と、「休日前の寝る時刻が遅い」「テレビを見たりゲームをしたりしていて寝る時刻が遅い」などの問題点が紹介されました。
その後、学校医から、ゲームなどをすることによる体や脳への影響と上手なつきあい方の提案がありました。4歳~11歳までのより脳が鍛えられ発達する小学生の時期だからこそ、
①ゲームやテレビをあわせて1時間以内にする。
②ゲームは1日15分以内。1回5分までを3回に分けてするのがよい。
③ゲーム機・テレビ・パソコンなどを部屋に持ち込まない。
④全くしてはいけないのではなく、時間を決めてすることが大事。
などの提案がありました。子どもたちは、友だちと顔を見合わせて苦笑い。
でも、お医者さんから直接お話を聞くことはたいへん説得力があり、子どもたちの感想の中には、生活を見直したいという意見がたくさんありました。「今、体や脳への影響を知ってよかった」という感想に代表されるように、楽しさや面白さを優先してしまっている生活の落とし穴に気づいた子どもたちもいました。すぐには改善できないかもしれませんが、自分にとって大事なことだということは理解できたようです。
これだけ多くのメディアが世の中に浸透し、小学生にとって身近な存在になっている今の時代、全くの禁止にすることは不可能です。よい面とよくない面の両方を知って、上手につきあっていくことを期待します。