2014年5月20日火曜日

きのこの学習(5年生)

本日の5・6限目、5年生は野尻しいたけ生産組合の桑田さんにお越しいただいて、きのこの学習を行いました。このきのこの学習は、家庭科の食育の一環としておおい町の特産物であるしいたけの生産を学び、しいたけ料理をつくって食べることによりしいたけに対する理解を深めることを目的にしています。
最初に桑田さんから菌床づくりから菌を植え付け、子実体であるしいたけが発生するまでの過程について説明がありました。生産をするには水や温度の管理、さらに害虫の駆除など苦労が多いことも学びました。
次に菌床から発生しているしいたけを見せていただきました。立派なしいたけがたくさん出ています。そしてひとり3本づつ好きなしいたけを選んで収穫することになり、児童たちは大きさや色などを参考にしながら自分の好みのしいたけを収穫しました。しいたけの大きさは、調理法により使い分けられ、小さいものは煮物に、大きいものは焼き物にするなど消費者のニーズに合わせた大きさのものを出荷しているそうです。
次はいよいよしいたけ料理の開始です。今回はしいたけの炊き込みご飯としいたけ入りチヂミをつくります。児童たちは自分たちでうまく話し合って分担しながら調理を進めていました。平等に体験できるよう交代しながら作業する姿はとても微笑ましいものでした。
チヂミは、ごま油で焼くと香ばしい匂いがただよってきます。先ほど給食を食べたのにこれば別腹のようです。児童たちははやく食べたいようで、後始末などの作業もてきぱきとこなしていました。
最後に桑田さんにも入っていただき、チヂミとしいたけの炊き込みご飯をいただきました。とってもおいしくできたので、家族の人にも食べてもらいたいとか、こんなにしいたけがおいしいとは思わなかったなどの感想が聞かれ、桑田さんも満足そうな笑顔でした。子どもたちには郷土に誇りが持てるような活動を取り入れていますが、これでまたひとつ地域自慢が増えたのではないかと思います。