2014年5月14日水曜日

稲を守る案山子の設置(5年生)

5月20日予定している全校田植え体験活動を前に、5年生が総合的な学習の時間で制作したオリジナルの案山子を学校田に設置しました。案山子は、7名の児童が自分の古着を着せて、帽子をかぶせるなど一人ひとりの個性が表れています。自分の分身の案山子が稲を守るといった願いが込められています。

5年生は、田植えの他に米づくりの研究を毎年行っています。今年は、これまでには無い活動にチャレンジしようと相談して、案山子を制作することにしたそうです。しかし、どうやって案山子をつくってよいのか分かりません。そこで、学校田で田植え体験活動など学校の様々な自然体験活動にお世話になっている小車田地区の山本さんに相談したところ、案山子のもとになる丈夫な木の枠を児童の分だけつくってくださいました。児童はその木の枠に自分の古着などを着せてオリジナルの案山子づくりに取りかかったのです。
また、案山子づくりの話を聞きつけた見守り隊隊長の治面地さんが豆絞りの手ぬぐいを寄付してくださいました。そしてついに本物に近い案山子が完成しました。本日は、学校田まで案山子を運び、いよいよ設置です。学校田では、山本さんが設置するための杭をすでに打ち付けてくださり、児童はその杭に自分の案山子をひもで結びつけました。
学校田では、7名の児童と担任の計8体の案山子を無事設置することができました。児童が設置したあと、ひもだけではこれからの風雨に耐えることはできないため、山本さんはねじ釘でしっかり固定をしてくださいました。これで秋まで田んぼを守ることができるかも知れません。児童の発想を現実のものとするときたくさんの方々の御協力があって初めて行うことができます。その感謝の気持ちも児童たちは感じることができたようでした。