週末に降った雪もほぼ融けました。三階からふと校庭に目をやると、グランドに大きな格子模様が浮かんでいました。なんだこれは!?校庭造成の際、区分けをして造られたのでしょうか。校庭に出てみると、雪が残って模様に見えている部分は、特に盛り上がっているわけでもありません。次に考えたのは、模様がある地下に比熱の高い物質があることで、その部分の土の温度が上がらないという推論です。
雪が残った「線」の部分に暗渠排水溝があり、比熱の大きな水が流れていることにより、その上の地温が上がらず雪が融け残ったという仮説が成り立ちます。これだけの雨や雪が降っても校庭はぬかるむことなく使用できます。これは機能的な暗渠排水設備が整っている証拠です。雪融けの一瞬の状況から、これまで目にすることのなかった地下の素晴らしい設備を見ることができました。