大雨から一転して今週は連日好天に恵まれました。佐分利川は、豪雨の爪痕が生々しいですが、その堤防に真っ赤な絨毯が敷き詰められました。ヒガンバナの群生です。これだけ立派な群生が点在する場所は、あまり知りません。ヒガンバナは中国原産のユリ科の多年生球根植物で、見事にお彼岸前後に花のみ咲かせる植物です。花が終わってから葉が茂るのですが、その頃は誰も見る人はいないため、葉からヒガンバナを言い当てられる人は少ない変わった植物です。
ヒガンバナを観察するため、通学路の堤防道を歩いていると、見慣れない美しい植物と出会いました。つる性の植物で、今まで見た記憶がない花です。早速調べてみると、熱帯アメリカ原産のヒルガオ科ツル植物「マルバルコウソウ」と分かりました。江戸時代に観賞用として持ち込まれたものが野生化したものだそうです。佐分利川堤防には、いたるところに群生を見ることができました。