2013年7月10日水曜日

学校内外のすてきな場所シリーズ(第21回)

今日の主役は、エアコンです。佐分利小学校には、教室、特別室それに食堂までエアコンが完備されています。また相談室などの小部屋にも部屋専用のエアコンがあり、必要に応じて使用しています。普段は現在の電力事情を配慮して、できるだけ使用を控えていますが、今週の暑さは異常です。昨日なども登校後不調を訴える子も出ていることから、昨日、今日は全面的に使用させていただいています。
2年生の教室では、クラス会議が行われていました。学級の問題点や改善点を話し合い、解決策を探っています。部屋の温度は29度ぐらい、湿度は60%弱で、エアコンを入れたばかりだったせいかまだ快適とまではいきませんが、外と比べたら十分な教室環境です。体調を壊している児童もいないようです。
5年生は、教室にはいなかったのでどこで学習しているかを探してみると、理科室で顕微鏡観察を行っていました。もちろん理科室にもエアコンが完備されていて、中に入るととても快適な状況でした。積極的に顕微鏡観察に取り組んでいて、水中の小さな生き物のプレパラートから「ゾウリムシ」や「ミドリムシ」などを探していました。顕微鏡観察はピント合わせが難しく、なかなかピントが合わないとイライラするものですが、快適な環境の中でよい学習活動が展開されていました。
食堂に行ってみると、1年生が表現活動の発表として予定されている「劇」のリハーサルを行っていました。佐分利小学校の食堂にはステージがあり、たびたび劇や委員会発表などの表現活動の舞台になっています。食堂にもエアコンがあり、快適な環境です。1年生は大きな声でのびのびと「まだまだかぶは抜けません」などと台詞を言いながら劇の仕上げをがんばっていました。
 
6学年すべてが学習活動の際エアコンを使用している状態で、消費電力は73KWでした。太陽光発電システムで14KWが発電されているため、差し引き59KWの電力を購入している状況です。エアコンのない他校の様子を聞いたのですが、教室内の気温が36度で汗が流れ落ち、とても授業にならなかったとのことです。これでは室内熱中症になってもおかしくない劣悪の環境です。多くの電力を使用させていただいていることを申し訳なく思いますが、設備を最大限生かして、残り10日を安全で快適な環境のもとで教育活動を展開していきたいと思います。