2013年6月13日木曜日

校舎内外のすてきな場所シリーズ(第15回)

今回紹介する場所は、階段です。佐分利小学校には、北側にあるメインの校舎の東西に「東階段」と「西階段」が、南側にある校舎の中央に「中央階段」があり、計3つの階段があります。東階段と西階段は、写真のように大きなガラス窓沿いにあり、とても明るくプールや山々の緑など外の景色が鮮やかに見えます。
他のほとんどの学校とは違って、どの階段もフローリングでつくられています。木目の柔らかい色調が、温かい雰囲気を演出しています。どの階段にも、写真のような握ることができる手すりも付けられており、様々な状況の子どもにも対応できるような配慮がなされています。
階段の手すりの中央には、写真のような三角の飾りが付けられていました。最初この三角の飾りがなぜ付けられているのか、その理由がよく分かりませんでした。階段を眺めながら、ある日、ふと木造の校舎だった子どもの頃のことを思い出したとき、階段の手すりの部分に乗って滑り降りた経験を思い出しました。危ないと叱られた記憶が鮮明によみがえったとき、この三角の飾りの意味が理解できました。子どもに滑り降りさせない工夫と、事故防止のためだ!実際にこの部分に乗って滑り降りる児童はひとりもいません。ちょっとしたところにも様々な知恵や工夫がなされていることに改めて驚きました。