昨日平成25年度の修了式が終わり、子どもたちは春休みに入りました。学校は、子どもたちの声がしない静かな1日です。一方教員は、この時期平成25年度のまとめと平成26年度の準備に大忙しです。本日は、暖かく午後から雨の予報が外れて曇天だったので、農園の畑を耕すことにしました。
今年度は、害獣よけの網を設置していただいたおかげで、ジャガイモやサツマイモ、カボチャなどたくさんの作物を収穫することができました。来年度も子どもたちの笑顔を期待しての作業は、やり甲斐があります。ふと農園横の小高くなっている梅林を見るとその土手に綺麗な花が咲いていました。近づいて見るとそれは、キクザキイチゲ。ユリ科のカタクリと並んで早春を彩る女王と言ってもよい可憐な植物です。
通常は、山地の落葉樹の下に見られるキンポウゲ科の春植物(落葉樹の葉が茂る前に現れ、5月の後半に落葉樹の葉が茂ると休眠に入ってしまう植物。3~5月しか見ることができない)で、なかなか見ることができない貴重な植物です。それが、人里の住む中にしかも大群落であるなんてビックリ。私はこれだけの大群落は初めて見ました。佐分利の自然の豊かさの象徴のように思います。
その隣の空き地には、こちらはツクシの大群落。ツクシ(土筆)は、スギナの胞子茎で、光合成を行う栄養茎が出る前に一斉に発芽して胞子を飛ばします。こちらも壮観でした。一気に暖かくなり春も駆け足でやってきています。来年度の準備を急がないとという思いを強く持ちました。