2014年3月17日月曜日

地域探訪シリーズ(第18回)

卒業証書授与式が終わった日を境として気候は一気に春めいてきました。雪が融けて佐分利地区も早春の風情です。前から気になっていて、これまで3回行こうとして断念した新鞍の大滝を探訪することにチャレンジしました。林道新鞍谷線は、新鞍神社からまもなくのところに写真のような鉄柵があります。害獣が里へでてくるのを防ぐ目的のものですが、入山するときの心理的な圧迫があります。
1回はそれで断念したのですが、今回は熊鈴持参でゲートをくぐりました。林道は思ったより急勾配で、新鞍谷川にそって最初はほぼ直線上に進みます。周りは杉林で、植生はあまり豊ではなく、かろうじてノゲシのロゼッタとホタルブクロの実生が見られるくらいでした。
川がふたてに分かれさらに登ったところに小さな滝がありました。まさかこれが新鞍の大滝?そんなはずがないと思い、さらに上流を目指します。ところが、その辺から林道にがれきが散乱し始めました。どうも昨年度の台風により土石流が起こったようです。
更に上流に向かうと、完全に林道は谷水の流れによって歩けない状態になってしまいました。長靴なら渡ることができるほどの水量でしたが、ズックでは無理です。残念ながらここで断念して引き返すことにしました。「絵ごころ谷 川上」のマップで確認すると、大滝はこの地点からあと少しのところだったようです。大滝を目にすることができるのはいつでしょうか?またチャレンジしてみたいと思います。