2014年5月22日木曜日

メダカの観察

5年生の理科にメダカを観察する単元があります。今年もメダカの飼育を始めたのですが、これまで3階の教室に水槽を置くと、暑さのせいか死んでしまうことが多かったようなので、今年は1階の職員玄関前の廊下に水槽を設置することにしました。メスが卵を産むと他のメダカに食べられてしまうことがあることを教えると、5年生は、朝一番に水槽のところにやってきて卵を産んでいないかしっかり観察していました。
まだメダカが小さいので、卵はまだ産まないと思っていたのですが、朝早速産み付けられた卵を発見した児童がいました。早急にその卵を別のシャーレに移しました。廊下においておくと、他の学年の児童も興味を持って観察にやってきます。メダカは、たくさんの児童がやってくるのでストレスがたまることも心配されますが、しばらくはここに置いて、多くの児童に見てもらおうと思います。
メダカの卵は透明で、中に油滴と呼ばれる将来孵化したときの栄養源になる油の粒が見られる構造をしていて、拡大して見るととても美しいものです。卵膜はかたいので、生きているものは簡単にはつぶれません。児童には、メダカの稚魚が生まれるまでの過程をしっかり観察して、生命の神秘さを学んでもらいたいと願っています。