2013年5月1日水曜日

地域探訪シリーズ(第2回)

今回は万願寺地区紹介の続きです。万願寺地区は、佐分利小学校校下では最も川下に位置し、14名の児童が学校に通っています。子どもたちがどのように通学しているのか知りたくて、通学路を歩いてみることにしました。写真は、万願寺橋から学校方向を撮影したものです。広い歩道に約60m間隔で通学灯が設置されています。ここからは学校は全く見えません。
この日は晴天で風もなく絶好の日和でした。佐分利川からはかすかに川のにおいとせせらぎの音が聞こえます。土手には西洋タンポポとキツネノボタンの花が黄色い絨毯のように広がり、イタドリの新芽とスイバの花穂が天をさすように伸びています。このような風景を見ながら子ともたちが通学していることがわかりました。しかし、佐分利見守隊の方にお伺いすると、佐分利川沿いは風が強い日が多く、突風が吹くと子どもたちが飛ばされてしまうこともあるとか。
 
雨の日も風の日も雪の日もこの通学路を通う子どもたちの苦労がわかったような気がしました。逆に6年間通学する中でからだや心が鍛えられていることも事実。この道を歩くことで、しっかり成長してほしいと願うばかりです。約20分歩いた地点からようやく佐分利小学校の校舎が見え始めました。少しずつ校舎が大きくなってきます。
10分後、ようやく「しかのほどうきょう」にたどり着きました。シンメトリーの美しい校舎が目の前です。毎日このようにして登校してくる児童。学校で一杯学んで、来た甲斐のある学校生活を送って欲しいと願うばかりです。大人の足で30分の行程ですが子どもの足では40分以上かかります。改めて見守隊の方々が登下校の安全を見守っていただいているからこそ、子どもたちが学校で学ぶことができていることを実感しました。