2013年4月30日火曜日

地域探訪シリーズ(第1回)

佐分利小学校へ通う子どもたちが、普段どのような地域で生活しているのかを紹介するシリーズです。不定期ですが、休日を利用して各集落を訪れてみようと思います。第1回は万願寺です。佐分利地区では一番川下の地域です。県道1号線には、次のような標示があります。地名の下には意足寺(重文)の表記があります。

県道1号線から佐分利川を渡ります。この川の上流に佐分利小学校がありますが、遠くて見えません。子どもたちはこの佐分利川の西側(写真右)の道を約2.9km歩いて通学します。

 集落の入り口には、小さなお地蔵が迎えてくれました。集落内は道が狭く、入り組んでいます。この集落からは14人の児童が佐分利小学校に通っています。毎日およそ50分かけて通学していると聞いています。集落の一番上に意足寺が見えてきました。意足寺は曹洞宗のお寺で、本尊は十一面千手観音菩薩像だそうです。昭和28年の台風で被害を受けましたが、本尊は地元の住民によって発掘されたと聞いています。寺の周辺には祠が点在し、空気が凜と張っているような雰囲気を感じました。このような地域の中で、子どもたちがすくすくと育まれていることが確認できました。