2013年4月22日月曜日

校舎内外のすてきな場所シリーズ(第6回)

今回はこどもがいない風景ですが、すてきな場所の紹介です。佐分利小学校正面の向かって右側には、ちょとした庭園があります。花崗岩の白い小石が敷き詰められた一角には趣のある礫岩が配置されています。枯山水の庭園のようです。
中心には桜が植えられ、花の時期は大変華やかですが、葉桜となった今も見所があります。
周辺部はスギゴケの一種による緑が鮮やかです。また別の一角には、紫色に染まっている部分があります。よく見るとスミレの群落です。おそらくスミレ(なにも冠詞のつかないスミレ属の代表種)だと思われます。
置き石の周辺にタンポポが咲いていました。総苞を観察すると外側がめくれて垂れ下がっていず、西洋タンポポではないことがわかります。日本タンポポの一種で、おそらくカントウタンポポだと思われます。グランドには西洋タンポポが春を謳歌するように咲き誇っていますが、こんなところにひっそりと古来からあるタンポポが咲いていることからも、佐分利の自然の豊かさを感じます。