2年生で「きたきつねのしあわせ」(作:手島圭三郎)の読み聞かせがありました。雌が死んで独りになった、きたきつねの雄の話です。きたきつねの生命は5年。日に日に弱っていく身体で、子供や孫、兄弟に会いに行きます。そして、力尽き雲になった雄が、空から見たものは・・・。
伴侶を亡くしたきたきつねの雄が、仲間や子どもや孫を尋ね、見守り見守れながら過ごす晩年が、美しい版画とともに語られていました。子どもたちも、じっと耳を澄まして聞いていました。生きる素晴らしさや限りあるいのちとそのつながりを感じた読み聞かせでした。